ある外国人の実業家のホロスコープを読んでみました。
この方は海外をまたにかけて公共事業や飲食店、エステ、馬主、ブリーダーなどほかにもたくさんの不動産を所有しているということで早速ホロスコープを出してみましょう。
時間も出生地も不明なので細かい天体はスルーしまして人生全体の大きな流れをメインに読んでいくことにしました。
まず、彼の軸となる太陽は蟹座24度サビアンシンボルでは「南に向いた太陽に照らされたところにいる女と二人の男」蟹座でもこの辺は最強の蟹座。
意味としては理想の共同体や愛情を実現するために彼独自の集団を作ります。とても仲間との絆を大切にする人です。そして常に理想や夢を持ちそれをとことん追求し続ける人です。
隣にはコミュニケーションを表す水星がぴったりとくっついています。彼の蟹座25度の水星のサビアンシンボルは「右肩越しに突然投げられた黒い影、または外套」
25度はそのサインの完成したスタイルを表していて自給自足の精神です。自分で自分に片をつけるというか、栄養を外から取り入れ新陳代謝させることのできる人。
私は彼のことはほとんど知りませんが、きっとユーモラスで相手の心をとてもリラックスさせるような楽しいそしてウイットに富んだコミュニケーションをされる方なのではないでしょうか。そしてこの太陽と水星に対して牡牛座の木星が正確な60度の角度をとっています。
牡牛座木星のサビアンシンボルは「大きく手入れの行き届いた公共の公園」自分で稼いだものが文化に貢献することを表す度数です。公共事業に携わる人に多く見られる度数です。その強力な二つの天体に魚座の月がかかわって小三角を形成しています。魚座の月はとても敏感で繊細な感情の持ち主であることを表しています。残念ながら出生時間がわからないので月だけは正確な度数がわかりません。残念ですね。
蟹座、魚座、牡牛座の最強度数同士の小三角が形成されているとても安定的な本性をお持ちではいるのですが、ところがどっこい、天体はそれだけではありません。出生図には強力なハードアスペクトも隠れております。
彼の思春期の天体は獅子座2度の金星で「おたふく風邪の伝染」たくさんの人を巻き込んで騒ぎを起こす度数です。どんな思春期だったのでしょうね。ただ
彼の場合はこの騒ぎを起こすぶっ飛んだ金星に対して90度で蠍座4度の天王星が常に立ちはだかっています。「火の灯ったロウソクを運ぶ若者」
彼の中のぶっ飛んだ金星をこの天王星が普遍化させて本来の人との共同作業の中で人生をより有意義なものへと開拓していきます。
全体的に出生図はバランスはとれていますが「水」の元素が多めで、人との「ご縁」をとても大切にされる方なのかな。という印象を強く受けます。
そして大きなうねりを直観で感じ取ってすぐ行動に移しある程度の結果が出るまで待つこともできる人。
【次々とやってくる困難とその裏に隠されたチャンス】
そんな彼に対して宇宙は次々と困難を仕掛けてきます。それが自分自身の太陽と天を運行する冥王星の90度です。彼がまだ幼いころです。どんなことがあったのでしょう。きっとそれはお家の状態だったのかもしれません。でも決してどんな逆境も彼はへこたれず前へ進んでいきます。
(ホロスコープのみの情報しかわからないのでこの辺りはすべて想像です。かなり滑っていたらごめんなさい)
彼が17歳か18歳かそのくらいに彼の太陽の対向の山羊座で天王星と海王星の会合が起こります。これは彼の大きな転機になったのではないでしょうか。そしてそれから彼の本当の意味での快進撃が始まるわけです。
彼は幼少期から思春期にかけて体験した太陽と冥王星の90度という壮絶な体験で完全に宇宙の大きなバッテリーにアクセスする回路ができたのかもしれませんね。そしてその回路をもってめったに来ない天王星と海王星の会合のエネルギーを現実なパワーとして使いこなせたのかもしれませんね。
余談ではありますが、このスーパーマンのバースデータを教えてくださったS氏の太陽と彼の月はしっかりと重なっていてやはり「ご縁」でつながった関係なのかなと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。