今日は15番の「悪魔」のカードを引きました。
「悪魔」のカードは大アルカナのカードです。魂からのメッセージです。そして、この「悪魔」のカードが出てくると悪いイメージが強いかもしれませんが、良いとか悪いとかはタロットカードは表していません。ですからこの悪魔のカードも悪いカードとかという認識ではないのですね。それでは少し「悪魔」の解説をしてみましょう。15番は1+5で6のグループになります。6番のカードといえば「恋人」のカードです。6番「恋人」は他者からの要求にこたえるという意味があります。そもそも6は調整という意味があるので、自分を他者の要求に調整するというような感じになるのです。奇数である15番は外に対しての働きかけですから。ぐいぐいと他者に侵入していくイメージです。うわべというよりは内面にも侵入してくる感じですね。恋愛にはとっても大切なアクションです。今日は本当に欲しいものを欲しいという勇気を持つことで運が開けていきます。
悪魔のカードがタロット占いで出てきた時のエピソード
悪魔のカードは本当にしょっちゅう出ていますから、どのお話にするか迷ってしまいますが、まずは一番古い印象的な記憶の悪魔のお話からしてみたいと思います。私が駆け出しのタロット占い師だった頃のお話です。彼女は乳がんでした。彼女はご自身のがんの治療に自然療法を取り入れていました。というのも彼女のお腹の中には赤ちゃんがいたからです。そして、その結果赤ちゃんは無事に産まれて元気に育っておりましたが、彼女の癌はさらに内部深く進行しておりました。そんなとき彼女がひょっこりお店に現れ(当時、経営していた大井町のオレゴンファーム)私に一通り今までのいきさつを話すと「こんな状況だからなおさら、占ってほしいのよ。私の近未来を見てください」ということで近未来を占ってみたところ彼女を表す場所に出てきたカードは15番の悪魔のカードでした。今になって思うのですがそのときの彼女は「生きる」ということに、ものすごい執着を持っていたと思います。娘のためならどんなつらり治療でも克服して見せるって彼女は言ってました。「悪魔」のカードはそんな力強いカードでもあるんです。
諦めないでとにかくねちっこくやってみましょう。
あなたの今日が素晴らしい一日になりますように。