隠者

今日は隠者のカードを引きました
大アルカナのカードです。魂からのメッセージともいわれています。9の数字は10で一束にされる前の最後の「あがき」ともいえるんです。このまま流されていくのは簡単だけど「それじゃいけない」って魂のどこかの部分が黄色信号を点滅している。でもどうやって、今の生活から一つでも上のレベルに行けるんだろう?どうしたらこの心の中の闇から出られるんだろう。でも、ここにいてはいけないことはわかっているのよ。というような状態から一歩、歩き出すのが隠者なんです。成果とか、結果とかはもっと先のお話で、9番の隠者は8番の組織やしがらみから脱出するんです。放浪の旅みたいなね。(やってみたい)で、本当にやったってもちろんOKなんですけど、タロットカードはイメージの中でのお話なので、今日はそれに近いことをしたって良いしそんな本を読み始めたって良いんです。

タロット占いで「9番隠者」が出てきた時のエピソード
彼女はものを書く仕事をしていました。とても仕事のできる人でした。ですが、ご両親の介護やおせわで一度仕事を辞めるしかありませんでした。仕事を辞めて猛烈なスピードで両親の施設を探し、病院に付き添いやっと安心して再度仕事を見つけてそして少し慣れたころにお母さまが施設を抜け出し交通事故に遭ってしまいます。幸い命はとりとめましたが今度はまた入退院の繰り返しです。彼女は仕事を辞めてまたお母さまの面倒を見て世話をしながら、彼女自身本当に絶望してしまいました。その時タロット占いのご相談の依頼を受け、タロット占いで近未来の場所に出てきたカードが「9番隠者」でした。このカードを見るなり
「なんか暗い未来なんですよね。」
と彼女がおっしゃるので、
「とんでもない!絶対に現状に屈しないで、未来の仕合せをあきらめない、超カッコいいカードですけど」
私は思わず口から出てしまいました。ふと見たら彼女はボロボロ泣いていました。決して弱音を吐かない彼女が涙を流すなんて本当に崖っぷちだったんだなあと思いました。(本当にこんな時に来てくれてありがとう)
今でも連絡のあるその彼女はなんとお仕事だけでなく、美術館でコンシェルジュの資格も取って本当に好きな楽しい時間を過ごしています。ご両親も彼女のおかげで施設で安定した生活をしていると聞きました。未来は誰にも分らないけど、あきらめない人には無限のパワーが与えられるのかもね。

あなたにとって今日が素晴らしい一日になりますように。

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